ブログ

「行動変容をハックする」エンジニア出身のCEOが語る成長戦略

今回はなんと…弊社代表の南野のインタビューです!代表就任から半年を終え、改めて今後の戦略について語っていただきました。

【CEO:南野充則】東京大学工学部卒。大学在学中にヘルスケアスタートアップを創業。東京大学在籍中に北京大学で開催されたスマートグリッド分野における国際学会で世界一の座を争い「BEST STUDENT AWARD」を受賞する。2016年8月に、国内初となるウェルネス・ヘルスケア領域に特化した人工知能研究所「FiNC Wellness AI Lab」を設立。2017年、ディープラーニングを中心とする技術による日本の産業競争力の向上を目指す団体、「日本ディープラーニング協会」最年少理事に就任。2018年9月にFiNC Technologies 代表取締役CTOに就任し、2019年12月に代表取締役CEOに就任。

2020年4月の新体制発足のタイミングで代表の南野が公開したnoteも是非ご覧ください!

「食事・運動・休養」といった健康行動をハックする

2020年1月からFiNCの新CEOとして会社の舵取りを行ってきましたが、創業時から「一生に一度のかけがえない人生の成功をサポートする」というVisionは全く変わっていません。健康寿命を伸ばすために、「食事・運動・休養」といった健康行動をハックする。そのために必要なのは、行動変容のためのきっかけを提供して継続的に取り組めるようにすることだと思っています。

長年、”オンライン健康管理”は必要だと言われてきましたが、医療大国日本にとっては「予防」よりも「治療」が優先されてきました。ただ新型コロナウイルスの感染拡大によって、予防に対する意識が顕在化し、オンライン健康管理のニーズが一気に高まってきたと感じています。また、これまではフィットネスジムや病院でもface to faceでのコミュニケーションが中心で、莫大な人的コストをかけることでしか行動変容のためのきっかけを提供できませんでしたが、スマホの普及や動画、AIの技術によって誰でも手軽に安価でアクセスできるようになりました。FiNCとしてもこの機会を今後捉えていきたいと思っています。

「食事管理」にフォーカスしたサービス戦略

戦略的な視点で言えば、オンライン健康管理といっても非常に幅広いので、その中でどこにフォーカスしていくかを明確にしていくことを大事にしています。FiNCでは2020年は入ってから、「食事記録」にフォーカスしたサービス開発に注力しています。健康管理には食事・休養・運動のバランスが重要ですが、その中でも食事はお客様の普段の生活に取り込みやすく、最も短期的に身体にフィードバックがくるものです。また食事によって体調が整ってくると、自然と運動したくなるものですし、そこから休養という流れも作り出すことができます。その流れを意識しながら、最適な戦略にフォーカスしていきたいと思っています。

クリエイティブとテクノロジーが融合した組織

次に組織的な視点で言えば、クリエイティブとテクノロジーが融合した組織である必要があると思っています。お客様が継続して取り組めるようにするためには、分かりやすく、お客様が使いたいと思うような洗練されたデザイン。そして、なぜ継続できたのかをファクトベースで分析し、個々人に最適化したアドバイスができるテクノロジー。この二つを両立させつつ、素早く改善できる組織である必要があると考えています。そのためにも、エンジニア・クリエイターの採用は今後も強化していく予定です。

今でこそ、累計DL数が950万を突破し、ヘルスケア&フィットネスカテゴリで国内DL数No.1(※)を記録することができましたが、そこまでの道のりは、とにかく地道で試行錯誤の繰り返しでした。継続率を高めるために、数多くの仮説を立てて、数え切れないほどの試行錯誤を行なってきました。2020年4月に行なったアプリTOPの大幅なリニューアルもその一つです。そして、今後もお客様に向き合ったサービス開発の姿勢は変わりません。

※ 日本国内 App Store / Google Play「ヘルスケア(健康)/フィットネス」カテゴリにおける1年間(2019年1月~12月)のダウンロード数の合算です/出典:App Annie

エンジニア出身のCEOだからこそできる、迅速かつ適切な意思決定

エンジニア出身のCEOとして、行動変容をハックするための意思決定が素早く行えることは私の強みだと思っています。CEOは組織の誰よりも数多くの意思決定を行う立場だからこそ、エンジニアとして”問題を見つけて解決する”という経験が活きていると感じています。また組織の中核を担うエンジニアとも共通言語で話すことができますし、短期・中期・長期の技術投資も理解した上で経営判断ができることも大きなメリットだと思っています。

2020年は食事記録にフォーカスしたサービス開発に注力していますが、これには行動変容をハックできている手応えも感じています。人々のライフスタイルに大きな変化が訪れたこのタイミングに、FiNCに出会えて良かったと思っていただける方を少しでも増やしていきたいと思っています。また「一生に一度のかけがえない人生の成功をサポートする」というVisionを実現させるために、BtoCだけでなく、FiNCのアセットを他社にも展開し、BtoEの健康経営という観点から働く人々の行動変容もハックしていきたいと考えています。取り組んでいる課題は果てしなく大きなものですが、これからも誰もが継続することができるサービスを作り、健康寿命を延ばすことにこだわっていきたいと思います。